Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

涙の意味

どうもTsunamayoです。

 

今日は朝から本当に寒かった…

 

朝起きたら大抵シャワーを浴びに風呂場に直行するのだが、

服を脱いだ瞬間、

 

「あ…これあかんヤツやわ…」

 

寒すぎてシャワー浴びるのを一瞬ためらってしまった。

 

しかし、いつもギリギリに起きる僕には時間がない。

 

勢いに任せて浴室へ。

すぐにシャワーを出すが、なかなか温まらない…

この瞬間はいつも凍えている…

 

「もう冬やんけー…」

 

そう思いながら、やっとこさ温まったシャワーを浴び、

すぐに浴室を出て、身支度を開始。

 

「今日はさすがに上に羽織るもんなんかいるかな~」

 

と、アディダスのジャージを着るか迷っていたが、

 

「いや、だまされるな!!昼になればまた暖かくなりよるはずや!!」

 

今日も半袖で家を出る。

 

いつもの職業訓練校へ向かう為、最寄の駅まで歩く。

 

「日差しが暖かい…」

 

日差し嫌いの僕がそんなことを思ってしまうなんて…

これはもう冬ですわ…

 

駅について周りを見渡す。

 

「さすがに半袖は俺だけか笑」

 

そういえば小学生の時はいつも半袖短パンだった。

 

友達と冬になってからどちらが長く半袖を着ていられるか競い合っていたことを思い出す。

 

最終的には友達が風邪を引いて僕が勝ったのだが、その次の日に自分も風邪を引いて学校を休んだ。

 

「無茶してたなぁ笑」

 

と今では思うが、

 

そんな小さな思い出は、自分の心を少しホッコリさせてくれる。

 

「あ、電車来てた!」

 

気がついたら電車が到着していた。

急いで電車に乗り込む。

 

いつものように阪急に乗り換える為、京阪の祇園四条駅で降りる。

 

そのまま四条大橋を渡りながら阪急河原町駅へ向かっているときに、

自分の少し前を歩く女性の存在に気づく。

 

「あの人も阪急使ってはるんや…」

 

祇園四条駅を降りたときに、いつも見かける女の人。

 

僕よりも背が高く、170以上はあるんじゃなかろうか…

 

凄くオーラがある人で、いつもピシッと歩いている姿がかっこよくって、良く見ていた。

 

その人を見つけると、

 

「はっ!俺ももっとピシッと歩かねば!!」

 

そういう気持ちにさせてくれる。

 

今日だってそうだ。

猫背気味の背中をシャンと伸ばし、顔を上げ、胸を張って歩く。

そうすることで、今まで見ていた景色が一瞬で広がる。

この感覚は爽快そのもの。

眠気が吹っ飛ぶ。

 

「よし、今日も1日、しっかり…生き抜こう!」

 

 

 

職業訓練校に到着し、

チャイムの鳴る音と同時に教室に入る。

 

「よっしゃ、今日も図面を書くぞ。」

 

最終課題の資料製作を開始。

奮闘しながらも、何とか今日の目標までは辿り着けた。

 

午後からは就職支援センターでいくつかの企業をピックアップ。

二時間くらいは職探していただろうか…

なんせ数が多い…

 

「うんうん…だいぶ関東の求人票を洗い出せたし、明日はここから吟味していくか…」

 

残り作業は明日に残し、職業訓練校を後にする。

 

駅に向いながら歩いているときも相変わらず寒かった。

 

「やっぱり上着きとくべきやったか…」

 

「明日はどうすべきか…」

 

そんなことを考えながら帰りの電車に乗る。

 

スマホを見ると、

ZOZOTOWNから「お荷物をお届けいたしました」とのメールが。

 

「あーそやそや、久しぶりに帽子買ったんや!」

 

「楽しみやなー!」

 

なにか服を買うなんて半年以上ぶりだったのでワクワクして家に帰った。

 

家に到着してすぐに、届いた段ボールを開ける。

 

「…え…なんやこれ…」

 

 

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帽子のセンターに三か所くらい折れ曲がった線が…

詰め込むときにグチャっとして入れたのだろうか…

少し時間を置いてみたが、直る気配は一向にない。

材質やデザインはかなり自分好みだったのでめちゃくちゃショックだった。

 

速攻で返品の連絡を入れた。

 

「あーあ、結構楽しみにしてたのになー…」

 

ワクワク感を一気に叩き落された感じ。

 

「こういう気分は何度味わっても辛いなぁ…」

  

自分の感情が一気に逆転してしまう瞬間は、ギャップがあって、落ち込むことが多い。

 

 

でもこういう時こそ、思うことがある。

 

 

「嫌な思いしないで生きて行くなんて、不可能やもんなー」

 

 

そうだ、無傷で生きて行ける人なんて誰もいない。

 

誰かに傷つけられてしまったとき、

 

「こういうことされたら自分は嫌なんだなぁ…」と思う。

 

それは自分の成長に繋がる第一歩だ。

 

これからはさらに優しく人に接することが出来るはずなんだ。

 

 

そして、誰かを傷つけてしまったときは、

 

「こういうことをしたら、あかんかったなぁ…」と思う。

 

それに気づけた瞬間だって、自分の成長に繋がってるんだ。

 

 

「人って、こういうことを何万回と繰り返してんやなー。」

 

「そら、歳とるたびに、涙もろくなってしまうんは、あたりまえよな。」

 

 

人間が涙もろくなっていくのは、

感性が磨かれまくって、色んなことで、感動しやすくなってしまっているんだ。

 

歳を重ねるごとに、色んな人に出会い、傷ついて、立ち向かって、みんな今日まで生きてきたんだ。

 

感情が研ぎ澄まされていくのは自然なことだ。

 

小さな頃では感動しなかったことに、

 

今では感動できる。

 

二十歳を過ぎたころに、当時付き合っていた彼女と夜景を見に行ったとき、

初めて夜景が綺麗だと感じたことを思い出した。

 

十代の頃は夜景なんて、綺麗と思ったことが無かった。

 

「ただの街の光やろ?」

 

ぐらいにしか思わなかった。

 

でも、そのとき見た夜景は、今でも鮮明に覚えている。

 

そうやって歳を重ねて、感動して涙を流すことは、全然恥ずかしいことじゃないよな。

 

 

だって、涙はその人の「感性」そのものなんだから。

 

 

ブ―とスマホが震える。

 

さっきZOZOTOWNに送った返品連絡の返事だった。

交換可能商品だったみたいで、交換してもらえることになった。

 

「なんや、交換いけんのかいな笑」

 

メールをみて安堵する。

 

今日は二転三転と、何かと気持ちが落ち着かない日だったが、

 

「これがあったから、俺の感性も、また磨かれたかなぁ?」

 

うーん、どうだろう…

 

まぁ、磨かれたことにしておくか笑

 

 

 

 

 

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