Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

三角チョコパイ

どうもTsunamayoです。

 

TVを見ているときに流れたCMで気になったモノがあった。

 

このCMだ。

www.youtube.com

 

三角チョコパイのCM。

 

この前、マクドで月見パイを食べてみたら、結構美味しかった。

ので、最近はちょっとパイ系統に興味をそそられる…

 

CMでチョコパイ役のCVに宮野真守さんと寺島拓篤さんを起用していたのもあり、ついつい見入ってしまった。

 

宮野さんは「デスノート」の月や、「ソウルイーター」のデスザキッドなど、

数々の主要キャラを演じている人気声優だ。

中でも「東京グール」の月島のキチガイっぷりは最高にマッチしていた。

 

もう一人の寺島さんと言えば思い浮かぶのは断然「創世のアクエリオン」のアポロだ。

音楽は最高なのにアニメは駄作という残念アニメだったが、アポロのキャラは好きだったなぁ。

 

そんな二人が演じているチョコパイを一回食べてみたいなと思っていたところ、

 

「あんた今日マクド買ってきたで」

 

と、仕事帰りのおかんがマクドを買ってきてくれた。

 

ナイスタイミングだ。

 

ちょうど昼飯どうしようか考えていた所だった。

 

「おおー!ちょうど腹減った思とってんや!」

 

そう言い早速マクドの袋を拝借する。

 

なんと三角チョコパイが入っていた。

 

「これ、ちょうど食べたい思とったやつやわー!!」

 

おかんにお礼を言いながらチョコパイどもをパシャリ。

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ほう…

 

これが巷で噂の三角チョコパイか…

 

パッケージも凝ってるし、なかなか美味そうじゃないか…

 

「どっちから食べようか…」

 

レシートを見てなんぼしたんか調べる。

 

三角チョコパイの黒は130円でクキ&クリの方は150円だった。

クキ&クリのが少し高めだ。

 

値段高めやし、一番上手そうやしということで、青のパッケージのクッキー&クリームから食すことに決めた。

 

開けてみるとCMと同じ三角型のパイだった。

 

まず一口。

 

むしゃむしゃ。

 

うーん、味がしない…

 

そりゃそうか、まだクリームにたどり着いていなかった。

たい焼きの尻尾部分みたいなもんか…

あー、あとコンビニのオニギリ笑

こういう商品の一発目はいつも味に辿り着かない。

商品の端っこまで満タンに具材やクリームを入れてくれていたら言うことないのになぁといつも思う。

 

続いて二口目。

 

これまたむしゃむしゃ。

 

「!!?」

 

「う…うまい!!!」

 

月見パイを遥かに超えて行ってしまった…

オレオをグシャグシャにしてクリームにしたみたいな味だ。

伝わるだろうか…

 

とりあえず、かなりこってり味で俺好みだった。

 

「これくそ美味いなー!!」

 

そう言いながらすぐに完食してしまった。

 

「うん、これはまた食べたい思うな。」

 

かなり好感触だった。

 

次に赤いパッケージの三角チョコパイ黒を手に取り、食べる。

 

「うーん、こっちはチョコチョコし過ぎて、あんましやなー」

 

僕はチョコがチョコチョコしているのがあんまり好きではないのだ。

 

わかるだろうか。

 

板チョコとか、そういうチョコはめちゃ好きなのだが、

そのチョコをとろけさすと、めちゃチョコチョコしないか?

主張し過ぎている気がするのだ…

普通の板チョコは

 

「チョコです。」

 

って感じだが、とろけさせたチョコは

 

「チョーコーだーよー??」

 

ってめっちゃ聞いてくる感じがして凄い嫌だ。

 

「いやわかっとるわ!!」

 

とツッコミを入れたくなる。

 

チョコケーキとかも、案外苦手だったりする。

理由はチョコ風味がするスポンジがなんか受け付けない…

 

「お前、チョコちゃうし!!スポンジやし!!」

 

ってなる。

 

でもお腹空いているときは全然食べる笑

 

めちゃくちゃ嫌いじゃないけど、好きではない。

 

その感じが三角チョコパイ黒の方からは感じ取れた。

 

「うーん…俺はやっぱりクッキー&クリームやな…」

 

マクド行ったときはコッチを頼もう。

 

 

マクドを食べ終わり、自分の部屋に戻る。

 

「今日は昼ジャンクフードやったから、夜は自分で料理するか!」

 

と思い、晩飯は自分で作ることにした。

 

「やっぱ野菜とらなあかんやろうしな…」

 

こう思った時はいつもこの曲が頭の中に流れる…

 

 

『結局結局やっぱりやっぱり最後は最後は健康!!』

 

 

KREVAの「健康」と言う歌。

この歌をラジオで耳にしたときは笑ってしまったが、人間の本質を突いていると思う…

 

というか、こういうことを意識してしまうこと自体、歳とったことを再確認させられる…

 

 

家で就活やら為替の検証やらをしていると、すぐに時間が過ぎていた。

 

晩になり、晩御飯の準備。

作るのはもちろん生姜焼きだ。

なぜって?

簡単でウマいからさ!!

 

でも料理も今の所続けれてる。

最初は肉を触るだけでも抵抗があったのだが、徐々になれていくもんだなと実感する。

 

「野菜はとりあえずキャベツ食うときゃええっしょ!」

 

と、キャベツを冷蔵庫から取り出す。

 

早く食べたかったのでガシガシとキャベツを千切っていくと、

手に痛みが走る。

 

「うお!?」

 

…久々に指を切ってしまった。

 

まだまだ料理初心者でした。

絆創膏を貼り、気を引き締め直し、料理再開。

今度は時間をかけてゆっくりと調理していく。

 

30分くらいかかっただろうか…

 

完成した生姜焼きがこちら!

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うーん、良い感じだ。

 

自分で上手く作れたものを眺めるのはホント気持ちがいい。

 

最近味付けも安定してきた。

分量はもちろん適当だ。

感覚に全てを委ねるスタンスだ。

 

食べてみると、思った通りの味だった。

 

「うましうまし!」

 

生姜焼きを平らげポンポンになった腹をさすり考える。

 

1人で色々出来るようになっていく過程が一番面白い所だと誰かが言っていた。

 

その言葉はまさにその通りだ。

 

「やりたいと思ったら、どんどん挑戦していかないとやな…」

 

そうだ。

 

そういう面白い経験を沢山経験したいと思うなら、次々挑戦し続けていくことが大切だ。

 

こうしているうちにも、自分の寿命は1秒ずつ減っている。

 

また一歩「死」に近づいている。

 

ゆっくりだけど、着実に。

 

だからこそ、これから先も、自分の気持ちに素直になって、色々やってみよう。

 

泣いても笑っても人生一回切りなのだから。

 

 

 

 

 

 

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妥協の盲点

どうもTsunamayoです。

 

今日は職業訓練校はお休み。

 

いつもの休日なら

 

「今日は休みや!ゆっくりするで~!」

 

と余裕をかまして、いつもお昼前に目を覚ます僕なのだが、

 

「せめて週1で部屋掃除するようにしよう!」

 

と先々週から思い立ち、朝九時に体を起こす。

 

今まで、

 

「3ヶ月に1回、部屋掃除すればええか。」

 

ぐらいの意識だった自分にとっては、これも大きな変化だ。

 

さっそく掃除機をかけ始める。

かけ始めたらかけ始めたて、ここも、あそこも綺麗にしたいとついつい思ってしまう…

 

結局部屋掃除だけではなく、リビングや廊下も掃除していた。

 

「よし!こんぐらいやればええやろ!」

 

と掃除機を止めた瞬間、家のチャイムが鳴った。

 

宅急便だった。

 

「そやそや、返品予定の帽子の集荷予約、今日入れとったな…」

 

この前購入した帽子が不良品だったので、返品することにしていた。

 

宅配便の人「どもー!荷物お届けに参りました!あと、集荷ですね!」

 

僕「はいはい!ちょっと待ってください!」

 

受け取りの手続きを終え、返品商品を渡し、荷物を2つ受け取る。

 

「1個は不良品の交換品でもう一つは…」

 

「おー、この前買ったモニターやな!」

 

PCのモニターをアマゾンで購入していたのを忘れていた。

 

ワクワクしながら、早速モニターの取り付けと調整を始める。

PCと繋げるとなぜか映らない…

 

「パソコンってほんま最初頑張らなあかんよなー…」

 

こういうPC関係はいつもスムーズに行った試しがない…

 

「なーんか、問題があるんよなー」

 

そう思いながら、なぜ画面が映らないのか調査開始。

 

色々試しつつ、1時間ぐらいの試行錯誤の末、ついに完成!

 

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「おおー!!なんかカッコイイ…」

 

憧れの2ディスプレイ…

 

なんか俺、めちゃできる気がする!!

何か!何か出来る気がするんだよ!!

 

ワクワクが止まらない!!

 

2つあると、めちゃ快適に色々作業が進む。

効果はバツグンのようだ。

 

「あとは交換品の段ボール開けるか―!」

 

と、返品した帽子の交換品が入っている段ボールを開ける。

開けながら、ふと、

 

「んん、この商品も不良品やったら、どうすればいいんやろ…」

 

と、そんな気持ちが一瞬過った。

 

商品を取り出し眺める。

 

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「またちょっと、へんな跡ついとる…」

 

そう、前のよりは全然マシだが、帽子のセンターの所に3か所シュシュシュと線が…

 

少しの間どうしたもんか考える…

 

 

「うーん、これくらいは許さなあかんねやろうなぁ…」

 

 

そう、物事には「妥協」が必要なんだ。

 

 

「妥協する」っていうのはなんだかマイナスなイメージに捉えられがちだが、

 

そんなことないと今なら言える。

 

妥協したことでしか得られなかったものも、必ずある。

 

妥協とは互いの主張を譲り合って1つの結論を導き出すことらしい。

 

その「妥協」の対義語は「追求」。

 

何事も深く追求する。

これも凄く良いことだと思う。

なにより自分もそういうタイプだし、何かに集中している時間は一瞬で過ぎるし、

ゾーンに入っていた感覚がして、おもろい。

 

 

1人で何かを成し遂げたいときには、絶対に不可欠な要素だ。

 

 

ただ、

 

誰かと「一緒に」、何かをするとなると…話は別だ。

 

仕事や、遊び、いろんなことでそれは共通する。

 

 

必ず相手の気持ちを敬い、思いやること。

 

 

これが出来てないと、必ずその相手と破綻する。

 

その相手が大切な人であるなら、なおさら。

 

こんな当たり前なことが、自分はついつい御ざなりになってしまっていた。

 

誰かと一緒に何か作品を作りあげているとしよう。

 

「自分はこうやりたい!」

 

そういって自分主体で何かを作りあげていく。

 

周りの意見に目もくれず。

 

相手の気持ちも考えずに。

 

そうして出来上がったものは自分にとっては満足のいくものが出来るだろう。

 

でも、周りはどうだ?

 

周りのみんなは満足のいくものが出来たのだろうか?

 

そんなはずはない。

 

人間、1人1人、思っている事、考えてる事は、絶対全く同じじゃない。

 

1人1人異なる個性があるんだ。

 

1人1人異なる感性があるんだ。

 

その人にしか見えていないものが、必ずあるんだ。

 

あなたにしか見えてないものがあるんだ。

 

そういった周りの声を受け入れることで、

もっとより良い作品が出来たかもしれない。

もっと今と違った未来が築けたかもしれない。

 

でも今までの自分はそういった可能性の芽を、潰してしまっていた。

 

自分はこうしたいけど、

 

「相手はどう思っているのかな…」

 

そういう気持ちを少しでも抱けていたなら、また違っていたのかもしれない…

 

相手の意見にしっかり耳を傾け、

どう思っているのか、

どうしたいのか、

そういったことをしっかり聞き取ること。

相手の気持ちを知ること。

これを疎かにしてはいけない。

 

そうやって相手と意見をすり合すことで、

自分も相手も満足できる最高の作品が出来上がるだろう。

 

だから、

 

「妥協点を見つけれるようになる」

 

と言うのは自分の課題だ。

 

 

目の前に置かれた帽子を見つめる。

 

それを被って鏡を見てみる。

 

ポーズはもちろんジョジョ立ちだ。

エコーズアクトⅢを思い描きながら…

 

「うん、まぁ…悪くないか!」

 

そう言いながら頭から帽子を取って、そっと、お気に入りの服が並ぶ所へ置いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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涙の意味

どうもTsunamayoです。

 

今日は朝から本当に寒かった…

 

朝起きたら大抵シャワーを浴びに風呂場に直行するのだが、

服を脱いだ瞬間、

 

「あ…これあかんヤツやわ…」

 

寒すぎてシャワー浴びるのを一瞬ためらってしまった。

 

しかし、いつもギリギリに起きる僕には時間がない。

 

勢いに任せて浴室へ。

すぐにシャワーを出すが、なかなか温まらない…

この瞬間はいつも凍えている…

 

「もう冬やんけー…」

 

そう思いながら、やっとこさ温まったシャワーを浴び、

すぐに浴室を出て、身支度を開始。

 

「今日はさすがに上に羽織るもんなんかいるかな~」

 

と、アディダスのジャージを着るか迷っていたが、

 

「いや、だまされるな!!昼になればまた暖かくなりよるはずや!!」

 

今日も半袖で家を出る。

 

いつもの職業訓練校へ向かう為、最寄の駅まで歩く。

 

「日差しが暖かい…」

 

日差し嫌いの僕がそんなことを思ってしまうなんて…

これはもう冬ですわ…

 

駅について周りを見渡す。

 

「さすがに半袖は俺だけか笑」

 

そういえば小学生の時はいつも半袖短パンだった。

 

友達と冬になってからどちらが長く半袖を着ていられるか競い合っていたことを思い出す。

 

最終的には友達が風邪を引いて僕が勝ったのだが、その次の日に自分も風邪を引いて学校を休んだ。

 

「無茶してたなぁ笑」

 

と今では思うが、

 

そんな小さな思い出は、自分の心を少しホッコリさせてくれる。

 

「あ、電車来てた!」

 

気がついたら電車が到着していた。

急いで電車に乗り込む。

 

いつものように阪急に乗り換える為、京阪の祇園四条駅で降りる。

 

そのまま四条大橋を渡りながら阪急河原町駅へ向かっているときに、

自分の少し前を歩く女性の存在に気づく。

 

「あの人も阪急使ってはるんや…」

 

祇園四条駅を降りたときに、いつも見かける女の人。

 

僕よりも背が高く、170以上はあるんじゃなかろうか…

 

凄くオーラがある人で、いつもピシッと歩いている姿がかっこよくって、良く見ていた。

 

その人を見つけると、

 

「はっ!俺ももっとピシッと歩かねば!!」

 

そういう気持ちにさせてくれる。

 

今日だってそうだ。

猫背気味の背中をシャンと伸ばし、顔を上げ、胸を張って歩く。

そうすることで、今まで見ていた景色が一瞬で広がる。

この感覚は爽快そのもの。

眠気が吹っ飛ぶ。

 

「よし、今日も1日、しっかり…生き抜こう!」

 

 

 

職業訓練校に到着し、

チャイムの鳴る音と同時に教室に入る。

 

「よっしゃ、今日も図面を書くぞ。」

 

最終課題の資料製作を開始。

奮闘しながらも、何とか今日の目標までは辿り着けた。

 

午後からは就職支援センターでいくつかの企業をピックアップ。

二時間くらいは職探していただろうか…

なんせ数が多い…

 

「うんうん…だいぶ関東の求人票を洗い出せたし、明日はここから吟味していくか…」

 

残り作業は明日に残し、職業訓練校を後にする。

 

駅に向いながら歩いているときも相変わらず寒かった。

 

「やっぱり上着きとくべきやったか…」

 

「明日はどうすべきか…」

 

そんなことを考えながら帰りの電車に乗る。

 

スマホを見ると、

ZOZOTOWNから「お荷物をお届けいたしました」とのメールが。

 

「あーそやそや、久しぶりに帽子買ったんや!」

 

「楽しみやなー!」

 

なにか服を買うなんて半年以上ぶりだったのでワクワクして家に帰った。

 

家に到着してすぐに、届いた段ボールを開ける。

 

「…え…なんやこれ…」

 

 

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帽子のセンターに三か所くらい折れ曲がった線が…

詰め込むときにグチャっとして入れたのだろうか…

少し時間を置いてみたが、直る気配は一向にない。

材質やデザインはかなり自分好みだったのでめちゃくちゃショックだった。

 

速攻で返品の連絡を入れた。

 

「あーあ、結構楽しみにしてたのになー…」

 

ワクワク感を一気に叩き落された感じ。

 

「こういう気分は何度味わっても辛いなぁ…」

  

自分の感情が一気に逆転してしまう瞬間は、ギャップがあって、落ち込むことが多い。

 

 

でもこういう時こそ、思うことがある。

 

 

「嫌な思いしないで生きて行くなんて、不可能やもんなー」

 

 

そうだ、無傷で生きて行ける人なんて誰もいない。

 

誰かに傷つけられてしまったとき、

 

「こういうことされたら自分は嫌なんだなぁ…」と思う。

 

それは自分の成長に繋がる第一歩だ。

 

これからはさらに優しく人に接することが出来るはずなんだ。

 

 

そして、誰かを傷つけてしまったときは、

 

「こういうことをしたら、あかんかったなぁ…」と思う。

 

それに気づけた瞬間だって、自分の成長に繋がってるんだ。

 

 

「人って、こういうことを何万回と繰り返してんやなー。」

 

「そら、歳とるたびに、涙もろくなってしまうんは、あたりまえよな。」

 

 

人間が涙もろくなっていくのは、

感性が磨かれまくって、色んなことで、感動しやすくなってしまっているんだ。

 

歳を重ねるごとに、色んな人に出会い、傷ついて、立ち向かって、みんな今日まで生きてきたんだ。

 

感情が研ぎ澄まされていくのは自然なことだ。

 

小さな頃では感動しなかったことに、

 

今では感動できる。

 

二十歳を過ぎたころに、当時付き合っていた彼女と夜景を見に行ったとき、

初めて夜景が綺麗だと感じたことを思い出した。

 

十代の頃は夜景なんて、綺麗と思ったことが無かった。

 

「ただの街の光やろ?」

 

ぐらいにしか思わなかった。

 

でも、そのとき見た夜景は、今でも鮮明に覚えている。

 

そうやって歳を重ねて、感動して涙を流すことは、全然恥ずかしいことじゃないよな。

 

 

だって、涙はその人の「感性」そのものなんだから。

 

 

ブ―とスマホが震える。

 

さっきZOZOTOWNに送った返品連絡の返事だった。

交換可能商品だったみたいで、交換してもらえることになった。

 

「なんや、交換いけんのかいな笑」

 

メールをみて安堵する。

 

今日は二転三転と、何かと気持ちが落ち着かない日だったが、

 

「これがあったから、俺の感性も、また磨かれたかなぁ?」

 

うーん、どうだろう…

 

まぁ、磨かれたことにしておくか笑

 

 

 

 

 

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ルーラー

どうもTsunamayoです。

 

先々週くらいに朝、職業訓練校に登校すると、担任の先生から、

 

ツナマヨさん、卒業までの出席時間が足りていませんね~」

 

といきなり言われてビビった。

 

「ええ!?マジですか!?」

 

と、すぐに返答しながら先生の側へ駆け寄る。

 

「え!?そんなに足りてなかったっけ??」

 

不安の波が押し寄せる…

 

よくよく聞いてみると、最低授業出席時間が42時間ほど足りていなかった。

 

「あれ!?結構足りて無いやん笑」

 

と笑ってしまった。

 

思った以上に足りていなかった。

 

「お前めっちゃ残っとるやんけ笑」

 

と、隣の席のN山さんが迷わずツッコミを入れる。

 

「なぜ…こんなことに…」

 

自分の行動を思い返す。

 

 

 

ぽわぽわぽわーん…

 

 

 

九月に入ってから先生が朝の出席点呼を取った後、

 

 

「大体の人が既に卒業日数に足りていますので、もう就活の方に専念してもらって大丈夫ですよ。」

 

と言っていた。

 

「もう余裕なんや!よしゃ、AutoCADはある程度わかるし、この授業の時はほとんど就活に時間使うか~」

 

そう思い、その日から就活に専念する為、

午後からの授業は欠席を出して、下の階の就活支援コーナーに行って就職活動をしていた。

 

「関東方面で探したいし、とにかく、今ハロワにある求人、全部洗い出そう!」

 

そんな感じでガッツリ取り組んでいた…のだが…

 

それが原因で授業出席時間が足りなくなってしまっていたらしい…

 

「やり過ぎた…」

 

もう余裕やと思っていたらとんだ大間違いだった。

 

「お前、ちゃんと計算しとかんかい笑」

 

N山さんに叱られてしまった笑

 

そうなれば道は一つ…

 

何事も一つの作業しか出来ない自分は、

就活を一旦止めて、授業にとにかく出席することを最優先とした。

 

「せっかく学校に来たのに卒業証明書は欲しい!」

 

と言う思いが強かった。

 

うん、そらそうや。

 

来たからにはしっかり卒業したいよなぁ。

 

「授業が1日6時間あるから…」

 

「42時間足りんから…7日間丸々でれば、…行ける!」

 

「ええ機会や…最終課題をとことん取り組んでやろう。」

 

と言うわけで、それからは最終課題に全力を注いだ。

 

ラダーを組んだり、装置の動きからどんな危険が予想されるか、どういうときにどういう動かしたいか。

 

などなど、そういうことを考えているときは、めちゃくちゃ集中できるし楽しい。

 

何より、自分1人で作る装置だ。

 

自分のペースで自分の好きなように出来るのはやっぱええなぁ~!

 

「そやな~、ここはやっぱこう動かしたいな!」

 

「こう動いてるときは、コントローラーに…こんなん表示させたいな!!」

 

「あれあったらおもろいんちゃうか!?」

 

などなど…色んなアイデアが浮かんできた。

 

浮かんできたなら詰め込むしかないっしょ!

 

そうして、プログラムをイジりまくっていると…

 

「あれ、動かなくなったお…」

 

「うーん、わからん…」

 

「N山さーん、ちょっとええっすか?」

 

ということが、何度もあった。

 

そのたびにN山さんに何度も相談していた。

 

自分の作業もあるはずなのに、いつもその時は自分の装置の所まできて、

一緒に何処がダメなのか、考えてくれていた。

 

僕「これはこんな感じでエラー取ろうと思ってるんですけど…」

 

N山さん「いや、それはいらんのちゃうか~?」

 

と話し合いながら、

 

バグチェックも一緒にやってもらったり、かなり助けて貰った。

 

そうやって親身になってくれることが、本当にありがたかった。

 

何より、N山さんとそうやって一緒に考えることが、なんか凄く楽しかった。

 

 

そして先週遂に装置を完成させることが出来た!

出席時間も42時間に到達!

 

「うぇい!」

 

二つの目標を達成し、感無量!

 

 

 

さっそくN山さんにできた装置の試運転を頼んだ。

 

 

 

N山さん「うーん…まぁこのコンベアのスピードやったら、まず外さんわな笑」

 

僕「…これがこのモーターの最速スピードなんですよね…」

 

コンベア自体は借り物なのでモーターのスピードはどうしようもなかった笑

 

その後、動きがおかしい所が無いかを見て貰った。

 

センサやシリンダーのエラー検知も一通り見終わったところで、

 

「うん、まぁオッケイちゃうか!?」

 

とN山さんが言ってくれた。

 

「やったー!!」

 

素直に嬉しかった。

 

「まぁまぁ、ハードから作って、ここまで出来てたら大したもんやで!」

 

とも言ってもらえて、本当に嬉しかった。

 

N山さん「ただ、コントローラーのグラフィックはダサいけどな笑」

 

僕「僕の力ではこれが限界ですわ笑」

 

そんなやりとりをしながら、完成した装置をムービーで撮影。

 

「自分の作った物が自分の思い通りに動くっていうのは、やっぱりおもしろいな!」

 

そう実感した。

 

何かを作ることは自分に向いてるなぁと再確認。

 

小さい頃、

RPGのゲームを友達の家で初めて触らして貰って、

操作するキャラが自分の思う方向へ動いたことに、

めちゃくちゃ感動していたことを思い出していた。

 

「自分の動いてほしい所に…動いてる!!!」

 

「何じゃこれ!!すげー!!」

 

当時は本当に衝撃だった。

 

自分の思うように何かを動かせるなんて…。

 

そのゲームの世界を支配している気になった。

 

それからゲームにトコトンハマってったんよな。

 

 

RPGツクールとか買ってやってたなぁー!!


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懐かしいなぁ!!

 

今では、ほとんどの視力を持って行かれてしまったが…笑

 

 

 

何か自分で作った物を動かすときは、いつもその頃の感動を思い出す。

 

 

 

そうやって思い出に浸っていたのも束の間。

 

「ん…?」

 

「…てか、装置は完成したけど、資料も作っていかないと!」

 

 

終わりまでの道のりはまだまだ長い。

 

 

 

 

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鮮明で繊細で

どうもTsunamayoです。

 

「いやいやいや、クソ寒いんですけど…」

 

と、朝7時頃に玄関の扉を開けた瞬間口にした。

 

 

ここんとこ寒暖差が激しすぎると思いませんか?

 

これは天気さん…遊んでますね…

 

「こういう時期に体調を崩すんよな…気をつけないと…」

 

冬になるとよく喉がやられてしまうので、

これからはマスクが必須になってきそうな予感…

 

寒い寒いと言いながら、

職業訓練校に向かう為、駅へ向かう。

 

最近は長袖を来ている人がかなり増えてきた。

 

駅に到着して周りを見渡すが、皆さん長袖…

 

ちなみに僕はBLUE ENCOUNTというバンドのTシャツ。

バンTしか持ってないんですよね…

 

でも電車の中に入るや否や熱気が体を包み込む…

 

「あ、半袖でやっぱ正解やった笑」

 

僕にはまだまだ半袖で十分そうだ…

 

 

 

 

いつもより早めに学校に到着。

 

最近はみんな就活で忙しくなり、学校でクラス全員が揃うことが少なくなってきた。

 

 まだ誰もいない教室で自分の机の上に置かれた最終課題を見つめる。

 

 僕の最終課題は

「動くワークを打ち落とすシューティングゲーム

をイメージして作っていた。

 

タッチパネルをコントローラ代わりに、養生テープで取り付けたシリンダ2本でコンベア上を流れる赤いワークを打ち落とす。

 

ワークを打ち落とすたびに、コントローラーにゲージが出現していき、MAX10点になるとゲーム終了。

それ以外はタイムアップ後、打ち落とした数を判定し得点を評価する。

 

写真を撮っているとN山さんが

 

「いっつもギリギリやのに、今日は珍しく早いやんけ笑」

 

と言いながら教室に入ってきた。

 

「今日である程度目途つけんと、資料作成までたどり着けそうになくって笑」

 

とお互いのスケジュールを話し合った。

 

9時になり、始業のチャイムが鳴る。

みんな、それぞれの場所へ移動し、もくもくと最終課題に取り組む。

 

「よし、やるかー!」

 

集中していると、3時間なんてあっという間。

 

すぐにお昼休憩。

 

いつものすき家に向かう。

 

最近は食欲の秋を慣行中だ。

前までミニ牛丼だったが最近は並牛丼へランクアップ。

 

腹ごしらえを済ませ、教室に戻り、最終課題に再び取り組む。

 

「課題、出来てきました?」

 

そう声をかけてくれたのは僕の1個歳下のTさんだった。

 

Tさんは僕の最終課題を唯一試したがってくれてる人だった。

 

いつも、

 

「このボタン、もう押してみても大丈夫ですか?」

 

と積極的に話しかけに来てくれて、凄く嬉しかった。

 

前まで

 

「設定出来て無くて、そこ押してもまだ動かないんす…」

 

とまだまだ未完成だったのだが、今は結構出来てきていた。

 

「やっとある程度なら出来てきたんで、やります?」

 

と、やっとTさんに言えた。

 

さっそくTさんに試作品の動きを試してもらった。

 

ある程度イメージした感じに動いてくれていたのでまあまあ満足だった。

 

その後Tさんと色々話していた。

 

Tさんとはあまりしっかり話したことがなかったのでいい機会と思い色々聞いていた。

 

「俺、伊勢田に住んどんっすよー」

 

と僕が言うと、

 

「え、まじっすか!?自分とめっちゃ家近いっすよ!」

 

とTさんが即答する。

 

お互いの家がめっちゃ近いことがわかったり、今までどんな職業を経験してきたとか、就活の状況とか、1時間くらい話していた。

 

今まであまり関わったことなかった人の新たな一面を知れたとき、

本当に「この人、おもろい!!!」ってなる。

ほんで「もっともっと話したい!」ってなる!

この感覚は何歳になっても変わらないなー。

 

自分が「人間って、ほんまおもしろい!!」と心から感じている瞬間かもしれない。

 

今まで価値観や波長が合わないと思ってた人と、話が合ったときもそう。

 

「あれ!?この人、こんなおもろいのか!!」

 

そうやって仲良くなれた人がいっぱいいた。

 

 

誰かと

 

 

「仲良くなれた!」

 

 

と思った瞬間って、本当に良い気持ちになる。

 

なんか浮足立つ感じだ。

 

んで何より、自分と話す相手が笑ってくれること。

 

それが、もの凄く嬉しい。

 

こういう当たり前なことこそ、忘れたらいけないなぁ…

 

 

それに、

 

 

 

「ここまで鮮明に感情を抱ける人間という存在は…ホンマ凄いなー!」

 

 

 

マジでそう思う。

 

感情を感じることは人間として生まれた醍醐味なんではないだろうか?

 

そして、まだまだ自分が感じたことない感情が沢山あるはず。

 

そう考えると

 

 

「人間の感情は底なしやなぁ…」

 

 

ここに行きつく…

 

 

ってか…

 

なぜか人間の感情論についての話になってしまった…

 

話を戻して…

 

Tさんと話終わった後、午後からの授業が始まり、N山さんにアドバイスを貰いながら、最終課題を仕上げていく。

 

「よっしゃーできた!N山さんチェックお願いします笑」

 

と言うと、

 

「ほんまか~笑?俺のチェックは厳しいぞ?」

 

と笑いながらN山さんがチェックしてくれた。

 

N山さん「おい、ここ間違っとるやんけ笑」

 

ワイ「あーほんまっすね笑」

 

N山さん「おい!動かへんど笑!」

 

ワイ「ありり笑」

 

ボロボロと出てきた笑

 

「ああーできたと思ったのにな~」

 

と呟く。

 

チェックして見つけた悪い所を修正していく。

 

プログラムを修正しつつ、ふと思う。

 

 

「…こんなやりとりも、あと2週間くらいか…」

 

 

 

うーん、いつも楽しい日々はあっという間だ。

 

いや、楽しいから、あっという間に感じるんだ。

 

やっぱし、この訓練校に来たことは間違いじゃなかった。

 

「よしゃ!やからこそ!この最終課題は、やれるとこまで頑張ろう!」

 

そう意気込み、奮闘再開。

 

 

 

…しかし、今日は資料作成までは辿り着けなかった。

 

うぬぅ…しゃあない!

 

ここは得意の開き直り!

 

明日また頑張りまっす!!

 

 

 

 

 

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その日はCから始まる

どうもTsunamayoです。

 

「え!?夏に戻ってきてね!?」

 

ここ最近の天気から、そう思うのは俺だけなのだろうか…

 

今日はまだマシだったけど、

ここんとこの暑さが半端じゃない…

真昼間に外を歩いていたら汗だくになるレベルだ。

 

秋は何処に行ってしまったのだろうか…

ワイは悲しい…

 

でもそんな暑さとは裏腹に、夜になると咳が出るようになってきていた。

 

「うーん、このまま放置してても絶対ヤバいやろうしな…」

 

「とりあえず、病院行くか…」

 

「コンタクトも減ってきてたし、眼科もついでに行っとこ」

 

と言うわけで本日は病院に行くことに。

 

 

起床し、朝一から眼科へ。

混んでるやろなぁと思い、早い目に出発したつもりだったが甘かった…

 

「めちゃおるやないか…」

 

大量のおじいさんおばあさんの群れがそこにはいた。

 

「これは二時間コースかもしれない…」

 

そんな不吉な思いを匂わせる眼科へ入っていく。

 

受付を済まし、持ってきていた本を読む。

一時間くらいしたら、やっと呼ばれた。

 

 

「やっぱり長かったか…」

 

 

そこから目の検査を行い、次に視力検診へ。

 

ここで言っておくが、

自分はすこぶる目が悪い。

生まれてから、自分以上に視力の悪い人に出会ったことがない。

全ては星のカービィ(スーパーデラックス)のせいなのだが…

カービィ大好きっこな俺には良い思い出として残したいので今は胸にしまっておこう。

 

とりあえず、視力台の…あの…なんだ、Cみたいなやつ。

 

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そう、これ。

まず、これが一つも見えない。

まったくだ。

 

夜にメガネを外してランニングに挑んだとき、

真正面から走ってくる自転車に気づかず、真っ向から直進し、跳ね飛ばされたのは良い思い出だ。

自転車に乗っていたお兄さんはさぞかし驚いただろう…

真正面から人が走りながらぶつかりに来たのだから。

この場を借りて謝罪します…

あの時から必ずメガネかコンタクトをつけてランニングするよう心掛けている。

 

 

それだけ目が悪い俺には、

看護師さんが、このCパネルを自分の目の前に持ってくる。

 

「これはどちらですか?」

 

と聞かれ、

 

「右です」

 

自信満々に答える。

 

「いやいや看護師さん、それはイージーだぜ!!」

 

「もっと難しいのを頼むぜ!!」

 

気持ちだけは強く保っていた。

 

「これはどちらですか?」

 

「んん…みみ…右…です…わかりません!!」

 

すぐにギブアップした。

 

「0.02ですね~」

 

と看護師さんが言う。

 

「前まで0.03だったのに…」

 

また視力が落ちてしまった。

 

いつも思うのだが、

このまま視力が落ちていけば自分の目はどうなってしまうのだろうか…

今でさえ信号機の光が無数の六角形に見えてしまっているのに、

次は八角形になってしまうんやないか…

 

いやいや…そもそも目が無くなってしまうんちゃうか?

 

え?どうゆうことや??

 

???

 

考えれば考えるほどに、この議題は闇が深い。

 

そうこうしているうちに診察室に呼ばれ、一瞬で診察が終わった。

 

「やっぱ待ちが長いんよなぁ…」

 

眼科を出て、コンタクト屋さんで処方箋を見せてコンタクトを購入し、次は呼吸器内科の病院へ向かう。

 

近鉄伊勢田駅から阪急大宮駅までなのだが、これまた微妙に遠い。

 

「まぁ本持ってきたし、時間は潰せるな…」

 

電車に乗り込み読書に集中する。

 

集中すれば集中するほど、時間が経つのが本当に早い。

アインシュタイン相対性理論は間違ってなかったようだ。

 

すぐに大宮駅に着いた。

そこからまだちょっと歩く。

 

「あれー?この辺やったかな~…」

 

この病院に行くときは、なんか知らんけど、いつも迷う…

 

やっとこさ見つけた病院に入ると、これまた混んでいた。

 

「今日は読書の日やな…」

 

そう覚悟した。

でも意外と早く呼ばれて、ビックリした。

あの覚悟はいったい…

診察室に入る。

 

「前回、咳がおさまってたのは、やっぱ夏やったからかもしれんね。」

 

と先生が言っていた。

 

先生「弱めの薬と強めどっちにする?」

 

ワイ「オススメでお願いします!!」

 

強めの薬を処方してもらい、病院を出る。

 

「よし、やっと今日の任務達成…ふー…」

 

今まであまり病院をはしごしたことはなかったのだが、結構疲れるんやな…

 

帰りはお腹が空いたので、マクドへ。

食すのはもちろん月見バーガーだ。

いましか食べれないときに、しこたま食べておくんだお(*^_^*)

 

相棒のつきみんを完食し、幸福度MAXで駅へ向かう。

 

帰りの電車で本を読んでいると

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と書かれていた。

 

これあれか!

 

よう見るやつや!

 

ああ!!

 

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これやんけ笑

 

目の前にあった笑

 

これ小さい子らが買ってると思ってたんやけど、実際はおっちゃんが買うて帰るやつやってんな~

俺も30やし、もうオッチャンやもんな…

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そんなわけで購入した。

 

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このグレープ味は小さいときに食べて以来だ。

懐かしい味!

 

「なかなか美味いんよな…」

 

美味しく食べていると

 

「うお!」

 

いつの間にか、もう溶け始めている…

 

すぐにアイスの下の部分が解けて、

手に滴り落ち、手がねちゃねちゃするんがいつも嫌だったことを思い出した。

 

「こんなんやったわー笑笑」

 

べとべとする手をタオルで拭く。

 

すぐに食べ終わり、これまた懐かしい思い出が蘇る。

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このアイスの食べ終わり部分。

 

お気づきの人もいるだろう。

 

そう、そのまさかだ。

 

 

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スーパーソードだ。

 

よく、このアイスの食べた後のヤツを逆に持ち、


剣(つるぎ)に見立てて「デュクシデュクシ」と遊んでいた。

 

もちろん今もこのスーパーソードで遊ぶ自信はある。

 

しかし、1人では恥ずかしいので、「俺は右手にスーパーソードを握りしめているんだ」という恰好だけ楽しむ。

 

「いやホンマ剣に見えるでこれ」

 

アイスの食べ残りの棒を片手に持ちながら、駅を降りていつもの帰り道に差し掛かる。

 

 

「あれ…?ここの花…いつももっと元気に咲いてんのに…」

 

 

帰り道にはいつも咲いている花があった。

あんまり花事態を綺麗やなーと思ったことはなかったのだが、

その花を見たときは

 

「綺麗やな…」

 

と癒されていた。

 

でも、なんか今日は花に元気がないように思った。

 

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「うーん、綺麗に咲いているときに写真撮っとけばよかったな…」

 

少し後悔するが後の祭り。

 

「でも、もう10月やしな…」

 

夏が終わり、秋が来るんだ…

花も次第に枯れていく。

この帰り道の風景も、変わっていく。

 

何より、もうすぐ今年が終わる。

また一つ歳をとる。

 

そう思った瞬間、

 

「俺は今日を立派に生きれただろうか」

 

そんな思いに駆られる。

 

「うーん、でも今日はいつも買わへんアイス食うたしな!」

 

「いつもの俺と違う行動できたし、オッケイちゃうか!」

 

なんかそう思った。

 

うん、そんぐらいが今の俺にはちょうどいいのかもしれない。

 

気負い過ぎず、流れる方へ。

 

 

 

 

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午前0時の飛行機雲

「ふぅ…」

 

本日の授業も無事に終了し、一息つく。

 

今日でAutoCADの授業は最後だった。

 

 

最後の課題で制御盤の図面を書いた。

 

以前の職場で触れたことがあるとはいえ、まだまだ知らないコマンドや、やり方があることを知った。

 

そして今回も、隣の席のN山さんにAutoCADの使えるコマンドなど本当に色々教えて貰った。

 

「この人、ホンマにすごいな…」

 

といつも思う。

 

教え方も、考え方もこの人の様になりたい。

 

心の底からそう思える人に出会えるなんて、なかなかない。

だからこそ、今いっぱい見て聞いて学んでいかないと。

 

 

 

教室から退出し、いつものように学校を出る。

 

 

「ってか、今日めちゃ疲れたな~」

 

 

駅に向かいながら、独り言をつぶやいてしまう。

 

それもそのはず。

 

昨日は大学の友人達との久々の飲み会だった。

10年ぶりだった。

超絶にぶりだ。

 

飲み会なんて、何か月もしてなかった。

彼女と別れてからは、行く気も起きなかった。

 

 

きっかけを作ってくれたのはその中の一人の友達だった。

 

八月下旬くらいだっただろうか…

 

夜中、家の中でゆっくりしていたら、ラインが一通入った。

 

「9月ぐらいに、みんなで飲もうと思うんやけど、どう?」

 

そんな感じのラインだった。

 

その時は失恋からまだ立ち直れておらず、とても飲み会なんて行ける状態ではなかったので、ラインを貰ったとき、断ろうかなと思った。

 

こんな状態じゃ心底楽しめないかもしれない。

 

1人暗い雰囲気を漂わせて空気をブチ壊してしまうかもしれない。

 

そんなネガティブな感情が瞬く間に広がっていく。

 

「そうなってしまったら申し訳ないなぁ…」

 

スマホを手に取り、断りのラインを入れようとしたとき、手が止まる。

 

「お前はどうしたいんだよ。」

 

もう一人の自分が言う。

 

「お前は行きたいのか?行きたくないのか?」

 

「どっちなんや?」

 

10年ぶりに会うんだ。

仲良かった友達と。

ここで会わないと、また会えるのが、いつになってしまうかわからない。

 

 

「行きたい!」

 

 

そう思うとすぐさま友達に「行かさせて頂きます!」と返事した。

 

 

「時期も一ヵ月後ぐらいやし、もしかしたら元気になってるかも…!」という期待の後押しもあった。

 

飲み会の約束のやり取りを終え、部屋で横になる。

 

 

 

「よし…それまでに、頑張って乗り越えんぞ。」

 

 

 

ーそして、昨日がその飲み会当日だった。

 

その日は彼女のこともだいぶ乗り越えられていて、元気を取り戻せていた。

 

「別れて2ヶ月経つとだいぶ違うよな!!」

 

飲み会を断らなくて、本当に良かった。

誘ってもらったことに感謝しかない。

ここでの選択もまた自分の人生を変化させたはずだ。

 

祇園四条の駅につき、10年ぶりの友達たちと会う。

 

みんな変わっていなくて、凄く凄く楽しかった。

 

「大学の頃はこんな感じだったな!!」

 

というあの頃の感性を完全に取り戻せていた。

 

でも、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎる。

 

飲み屋を出て、外でみんなで写真を撮り、お開き。

 

 

帰りの駅の方向へ1人で向かいながら、

 

「あー楽しかった!!!」

 

と、さっきまでの飲み会のやり取りを思い出す。

 

 

待っていた電車が到着し、乗り込み席に座る。

 

少しゆっくりしながらボーとしていると、彼女のことをまた思い出してしまっていた。

 

あまりに楽しい空間から、急に一人になると、そのギャップにやられてしまうときがある。

 

 

「うーん…しんど…」

 

 

急に心がズシッと重くなる。

 

さっきまでとは一変して、電車の中では彼女のことばかり考えてしまっていた。

 

 

「まだ残ってんな~…」

 

 

飲み会前までは「立ち直れた!」と思っていたが、

 

まだだった…

 

まだ彼女のことを完全には消化しきれていない現状を目の当たりにし、落ち込む。

 

 

 

駅に到着し、電車を降りる。

 

家まで歩いていく途中、空を見上げると、

 

「あー飛行機雲…」

 

夜空に飛行機雲がかかっていた。

 

小学生の頃は飛行機雲を見つけると、いつもなんだかラッキーな気分になっていた。

いつでも見つけれるものでもないので、特別なものを見れた気がしていた。

今はもう、そんな気持ちは全く起きない…

 

でも、夜空にかかる飛行機雲を見つめて、

 

「もうちょっと、歩きたいな…」

 

そう思った。

 

彼女への気持ちをこのまま家に持ち帰りたくは無かったし、

何より、歩きたいと俺が思ったんだ。

 

「歩こう。」

 

進路を家の方向ではなく、飛行機雲が向かう方向へ。

家からどんどん遠ざかっていく。

 

夜の道は本当に静かで、煩わしさを全く感じなく歩けるから好きだ。

何も聞こえない夜道を歩いていると夜と一体化出来た気がする。

抱いてしまった彼女への気持ちをしっかり感じ切って消化させるにはもってこいの環境だ。

 

飛行機雲の向かう方向へ歩いていく。

 

気づけば歩いている道は自分が中学の時、通っていた通学路だった。

 

「どうせなら、中学校までいってみよう!」

 

久しぶりに中学の時の通学路を歩く。

 

「あ!そういや、ここの家の子とよう遊んだな~」

 

「お!確かここの角んとこにはデカい犬がおってんな~」

 

「ここのヤンキー恐かったんよな…」

 

懐かし道を歩くたびに中学の頃を鮮明に思い出す。

その思い出が自分の気持ちを上げていく。

少しずつだけど確実に。

いつのまにか、彼女への気持ちは姿を消し、夜を楽しんでる自分がいた。

 

自分が通っていた中学校までたどり着いた。

 

旧校舎と新校舎があるのだが、あいかわらず旧校舎はボロボロのままだった。

 

「そろそろ改装したれよな…笑」

 

自然と笑みがこぼれる。

 

中学校を見ていると、

女の子に興味あるくせに、話しかけられると耳を真っ赤にして

 

「うん」

 

しか言えなかった自分を、なぜか思い出していた笑。

 

 

 

「あんときを思えば、成長しとんな笑」

 

 

 

自分の成長を実感した瞬間だった。

 

 

 

 

しばらく見ていたが、ふと時計を見る。

 

0時をだいぶ過ぎていた。

 

気持ちも晴れていたので引き返すことに。

 

 

「明日も職業訓練校やしな…そろそろ帰るか…」

 

 

そう思い、今きた道を引き返す。

 

 

誰もいない道を、歩きながら思う。

 

夜は、一日の終わりを意味するからか、どことない切なさを感じる。

 

でも、そんな夜にいろんなとき、いろんな場所で、いつも力を貰ってる。

 

この日もまた、その中の一日。

 

やっぱり俺は夜が好きだ。