妥協の盲点
どうもTsunamayoです。
今日は職業訓練校はお休み。
いつもの休日なら
「今日は休みや!ゆっくりするで~!」
と余裕をかまして、いつもお昼前に目を覚ます僕なのだが、
「せめて週1で部屋掃除するようにしよう!」
と先々週から思い立ち、朝九時に体を起こす。
今まで、
「3ヶ月に1回、部屋掃除すればええか。」
ぐらいの意識だった自分にとっては、これも大きな変化だ。
さっそく掃除機をかけ始める。
かけ始めたらかけ始めたて、ここも、あそこも綺麗にしたいとついつい思ってしまう…
結局部屋掃除だけではなく、リビングや廊下も掃除していた。
「よし!こんぐらいやればええやろ!」
と掃除機を止めた瞬間、家のチャイムが鳴った。
宅急便だった。
「そやそや、返品予定の帽子の集荷予約、今日入れとったな…」
この前購入した帽子が不良品だったので、返品することにしていた。
宅配便の人「どもー!荷物お届けに参りました!あと、集荷ですね!」
僕「はいはい!ちょっと待ってください!」
受け取りの手続きを終え、返品商品を渡し、荷物を2つ受け取る。
「1個は不良品の交換品でもう一つは…」
「おー、この前買ったモニターやな!」
PCのモニターをアマゾンで購入していたのを忘れていた。
ワクワクしながら、早速モニターの取り付けと調整を始める。
PCと繋げるとなぜか映らない…
「パソコンってほんま最初頑張らなあかんよなー…」
こういうPC関係はいつもスムーズに行った試しがない…
「なーんか、問題があるんよなー」
そう思いながら、なぜ画面が映らないのか調査開始。
色々試しつつ、1時間ぐらいの試行錯誤の末、ついに完成!
「おおー!!なんかカッコイイ…」
憧れの2ディスプレイ…
なんか俺、めちゃできる気がする!!
何か!何か出来る気がするんだよ!!
ワクワクが止まらない!!
2つあると、めちゃ快適に色々作業が進む。
効果はバツグンのようだ。
「あとは交換品の段ボール開けるか―!」
と、返品した帽子の交換品が入っている段ボールを開ける。
開けながら、ふと、
「んん、この商品も不良品やったら、どうすればいいんやろ…」
と、そんな気持ちが一瞬過った。
商品を取り出し眺める。
「またちょっと、へんな跡ついとる…」
そう、前のよりは全然マシだが、帽子のセンターの所に3か所シュシュシュと線が…
少しの間どうしたもんか考える…
「うーん、これくらいは許さなあかんねやろうなぁ…」
そう、物事には「妥協」が必要なんだ。
「妥協する」っていうのはなんだかマイナスなイメージに捉えられがちだが、
そんなことないと今なら言える。
妥協したことでしか得られなかったものも、必ずある。
妥協とは互いの主張を譲り合って1つの結論を導き出すことらしい。
その「妥協」の対義語は「追求」。
何事も深く追求する。
これも凄く良いことだと思う。
なにより自分もそういうタイプだし、何かに集中している時間は一瞬で過ぎるし、
ゾーンに入っていた感覚がして、おもろい。
1人で何かを成し遂げたいときには、絶対に不可欠な要素だ。
ただ、
誰かと「一緒に」、何かをするとなると…話は別だ。
仕事や、遊び、いろんなことでそれは共通する。
「必ず相手の気持ちを敬い、思いやること。」
これが出来てないと、必ずその相手と破綻する。
その相手が大切な人であるなら、なおさら。
こんな当たり前なことが、自分はついつい御ざなりになってしまっていた。
誰かと一緒に何か作品を作りあげているとしよう。
「自分はこうやりたい!」
そういって自分主体で何かを作りあげていく。
周りの意見に目もくれず。
相手の気持ちも考えずに。
そうして出来上がったものは自分にとっては満足のいくものが出来るだろう。
でも、周りはどうだ?
周りのみんなは満足のいくものが出来たのだろうか?
そんなはずはない。
人間、1人1人、思っている事、考えてる事は、絶対全く同じじゃない。
1人1人異なる個性があるんだ。
1人1人異なる感性があるんだ。
その人にしか見えていないものが、必ずあるんだ。
あなたにしか見えてないものがあるんだ。
そういった周りの声を受け入れることで、
もっとより良い作品が出来たかもしれない。
もっと今と違った未来が築けたかもしれない。
でも今までの自分はそういった可能性の芽を、潰してしまっていた。
自分はこうしたいけど、
「相手はどう思っているのかな…」
そういう気持ちを少しでも抱けていたなら、また違っていたのかもしれない…
相手の意見にしっかり耳を傾け、
どう思っているのか、
どうしたいのか、
そういったことをしっかり聞き取ること。
相手の気持ちを知ること。
これを疎かにしてはいけない。
そうやって相手と意見をすり合すことで、
自分も相手も満足できる最高の作品が出来上がるだろう。
だから、
「妥協点を見つけれるようになる」
と言うのは自分の課題だ。
目の前に置かれた帽子を見つめる。
それを被って鏡を見てみる。
ポーズはもちろんジョジョ立ちだ。
エコーズアクトⅢを思い描きながら…
「うん、まぁ…悪くないか!」
そう言いながら頭から帽子を取って、そっと、お気に入りの服が並ぶ所へ置いた。
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