ルーラー
どうもTsunamayoです。
先々週くらいに朝、職業訓練校に登校すると、担任の先生から、
「ツナマヨさん、卒業までの出席時間が足りていませんね~」
といきなり言われてビビった。
「ええ!?マジですか!?」
と、すぐに返答しながら先生の側へ駆け寄る。
「え!?そんなに足りてなかったっけ??」
不安の波が押し寄せる…
よくよく聞いてみると、最低授業出席時間が42時間ほど足りていなかった。
「あれ!?結構足りて無いやん笑」
と笑ってしまった。
思った以上に足りていなかった。
「お前めっちゃ残っとるやんけ笑」
と、隣の席のN山さんが迷わずツッコミを入れる。
「なぜ…こんなことに…」
自分の行動を思い返す。
ぽわぽわぽわーん…
九月に入ってから先生が朝の出席点呼を取った後、
「大体の人が既に卒業日数に足りていますので、もう就活の方に専念してもらって大丈夫ですよ。」
と言っていた。
「もう余裕なんや!よしゃ、AutoCADはある程度わかるし、この授業の時はほとんど就活に時間使うか~」
そう思い、その日から就活に専念する為、
午後からの授業は欠席を出して、下の階の就活支援コーナーに行って就職活動をしていた。
「関東方面で探したいし、とにかく、今ハロワにある求人、全部洗い出そう!」
そんな感じでガッツリ取り組んでいた…のだが…
それが原因で授業出席時間が足りなくなってしまっていたらしい…
「やり過ぎた…」
もう余裕やと思っていたらとんだ大間違いだった。
「お前、ちゃんと計算しとかんかい笑」
N山さんに叱られてしまった笑
そうなれば道は一つ…
何事も一つの作業しか出来ない自分は、
就活を一旦止めて、授業にとにかく出席することを最優先とした。
「せっかく学校に来たのに卒業証明書は欲しい!」
と言う思いが強かった。
うん、そらそうや。
来たからにはしっかり卒業したいよなぁ。
「授業が1日6時間あるから…」
「42時間足りんから…7日間丸々でれば、…行ける!」
「ええ機会や…最終課題をとことん取り組んでやろう。」
と言うわけで、それからは最終課題に全力を注いだ。
ラダーを組んだり、装置の動きからどんな危険が予想されるか、どういうときにどういう動かしたいか。
などなど、そういうことを考えているときは、めちゃくちゃ集中できるし楽しい。
何より、自分1人で作る装置だ。
自分のペースで自分の好きなように出来るのはやっぱええなぁ~!
「そやな~、ここはやっぱこう動かしたいな!」
「こう動いてるときは、コントローラーに…こんなん表示させたいな!!」
「あれあったらおもろいんちゃうか!?」
などなど…色んなアイデアが浮かんできた。
浮かんできたなら詰め込むしかないっしょ!
そうして、プログラムをイジりまくっていると…
「あれ、動かなくなったお…」
「うーん、わからん…」
「N山さーん、ちょっとええっすか?」
ということが、何度もあった。
そのたびにN山さんに何度も相談していた。
自分の作業もあるはずなのに、いつもその時は自分の装置の所まできて、
一緒に何処がダメなのか、考えてくれていた。
僕「これはこんな感じでエラー取ろうと思ってるんですけど…」
N山さん「いや、それはいらんのちゃうか~?」
と話し合いながら、
バグチェックも一緒にやってもらったり、かなり助けて貰った。
そうやって親身になってくれることが、本当にありがたかった。
何より、N山さんとそうやって一緒に考えることが、なんか凄く楽しかった。
そして先週遂に装置を完成させることが出来た!
出席時間も42時間に到達!
「うぇい!」
二つの目標を達成し、感無量!
さっそくN山さんにできた装置の試運転を頼んだ。
N山さん「うーん…まぁこのコンベアのスピードやったら、まず外さんわな笑」
僕「…これがこのモーターの最速スピードなんですよね…」
コンベア自体は借り物なのでモーターのスピードはどうしようもなかった笑
その後、動きがおかしい所が無いかを見て貰った。
センサやシリンダーのエラー検知も一通り見終わったところで、
「うん、まぁオッケイちゃうか!?」
とN山さんが言ってくれた。
「やったー!!」
素直に嬉しかった。
「まぁまぁ、ハードから作って、ここまで出来てたら大したもんやで!」
とも言ってもらえて、本当に嬉しかった。
N山さん「ただ、コントローラーのグラフィックはダサいけどな笑」
僕「僕の力ではこれが限界ですわ笑」
そんなやりとりをしながら、完成した装置をムービーで撮影。
「自分の作った物が自分の思い通りに動くっていうのは、やっぱりおもしろいな!」
そう実感した。
何かを作ることは自分に向いてるなぁと再確認。
小さい頃、
RPGのゲームを友達の家で初めて触らして貰って、
操作するキャラが自分の思う方向へ動いたことに、
めちゃくちゃ感動していたことを思い出していた。
「自分の動いてほしい所に…動いてる!!!」
「何じゃこれ!!すげー!!」
当時は本当に衝撃だった。
自分の思うように何かを動かせるなんて…。
そのゲームの世界を支配している気になった。
それからゲームにトコトンハマってったんよな。
RPGツクールとか買ってやってたなぁー!!
懐かしいなぁ!!
今では、ほとんどの視力を持って行かれてしまったが…笑
何か自分で作った物を動かすときは、いつもその頃の感動を思い出す。
そうやって思い出に浸っていたのも束の間。
「ん…?」
「…てか、装置は完成したけど、資料も作っていかないと!」
終わりまでの道のりはまだまだ長い。
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