Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

一寸先は闇

昨日からお盆休みが明け、職業訓練校へ通う日々が再び始まりました。

 

長い休みからの脱却にはいつも時間がかかる…

 

でも、お盆期間が終わる前に新しく購入した本を電車で読むと、

ワクワクして、そんな気持ちも少し和らぐ。

 

ちなみに購入した本はこの本。

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久しぶりに、哲学やアートの背景を見てみたくなりました。

 

新しい本を買うと、行き帰りの電車の時間が凄く短く感じる…

ダレてくると本を読むのがしんどくなったりしてしまいますが笑

気持ちってホンマ大事。

 

ただ、久しぶりの電車通勤だからか、彼女のことを思い出してしまう。

 

「彼女もお盆明けで、今日から電車で出勤かなぁ…」

 

「しっかり起きて、仕事、行けてるかな…」

 

余計なお世話なのだろうが、そんなことをついつい考えてしまっていた。

 

 

学校に着くと久しぶりのみんなと久しぶりの授業。

勉強もあたらしい分野に入り、新鮮な気持ちで授業を受けれた。

 

昼休みに入り、

 

「9日ぶりのすき家やな~」

 

と、学校を出て、行きつけのすき家に向かっている途中、

後ろから駆けつけてくる人が。

いつもお世話になっている僕の前の席の人だった。

 

「珍しいですね!いつも昼職は学校内で食べてはるのに!」

 

と言うと、

 

「なんか、今日は外出たくって…それで、松那君と昼飯食べようと思って!」

 

と言ってくれて嬉しかった。

 

二人で話しながら、すき家で昼ご飯を食べ、学校に戻る。

 

昼からの授業もこなし、

今日はお盆明け初日ということで、放課後に残って勉強する人は誰もいなかった。

 

「みんな、素直やな…笑」

 

そう思いながら、少し笑ってしまった。

もちろん僕もその一人なのだが笑

 

 

家に到着すると、

久しぶりの学校はやはり疲れたのか、横になったらなかなか起きれなかった。

 

そしてなぜか、急に寂しさが溢れてきた。

 

休みが明けて、急にダラッとしていた生活から一変したからなのか、

朝に電車で彼女のことを思い出したからなのか。

 

「なんだこれ、やばい…」

 

喪失感が襲ってくる。

 

彼女を失ってしまったときのあの感覚。

 

「お盆期間中はあんなに忘れられそうだったのに…」

 

まだまだ乗り越えられていないことを痛感する。

 

 

この気持ちを何とか抑えないと。

誰か、支えてくれる人が欲しい…

誰か、いつも側にいてくれる人が欲しい…

 

「そうや…とにかく出会いを増やしていかないと…」

 

「何でもやってみるしかないか…」

 

マッチングアプリみたいなヤツ、やってみっか…」

 

一刻も早く、この気持ちから逃れたいからか、

アプリのストアに出てくるマッチングアプリを片っ端からダウンロードする。

10個以上ダウンロードし、登録していく。

アプリの数が多いので、登録するだけでも一苦労だった。

 

なんとか登録し終わった後、何人かの女の子と連絡を取り合った。

 

最初こそ、

「頑張って彼女を作るぞ!!」

と言う感じで意気込んでいて、ワクワクしていた。

でも、それも長くは続かなかった。

 

聞かされる会社での愚痴や、

全く知らない人の苦労話、

そしてなぜか恋愛相談を受けていたり…

 

「なんやこれ…」

 

そんな空しい感情が、さっきまでの希望を飲み込んでいく。

 

 

 

それに見かねてか、もう一人の自分が語りかけてくる。

 

「お前さ。まだ彼女のこと、乗り越えられてないってわかったんだろ?」

 

「うん…」

 

「それやのに…乗り越えられてもいないのに、誰かで埋めようとするの…やめろよ!!!!」

 

「!!!!」

 

そこで我に返った。

 

「なにやってんだ俺!!!」

 

そう思い、ダウンロードしたアプリを全て削除した。

これこそまさに、全く無駄な時間の使い方だった。

安易に誰かを頼ろうとした結果だ。

 

もう夜中の2時を回ろうとしていた。

 

自分がまだまだ乗り越えられていないことを改めてしっかり考えようと布団にもぐる。

だが、暗い感情が疼きだす。

 

「今日まで何度も何度も自分に言い聞かせてきた。」

 

「もう彼女は俺の元へは帰って来ないって。」

 

「それやのに、俺はまだ彼女が、もしかしたら戻ってきてくれるんじゃないかって、心の隅で思ってる!」

 

スマホを見るたびに、彼女からもしかしたら連絡が来てるんじゃないかって、期待してる自分がいる!!」

 

「それはあり得ないことなのに!!絶対に!!」

 

「もうわかれよ俺!!!」

 

「なんでそれがわかんねーんだよ!!!」

 

自分への怒りが止まらない。

 

「もう帰ってこないんだ!!もう彼女はいないんだぞ!!?」

 

「彼女との未来を考えるな!!!!」

 

そう自分を責め続けていると

それは次第に怒りの感情へと変化していく。

 

「なんで!!」

 

「俺はこんなに君のことを思っているのに!!」

 

「こんなに辛くて悲しいのに!!」

 

「君には1ミリも伝わんない!!!」

 

「絶対に届かない!!!!」

 

自分のせいで別れたことを忘れ、とめどなく溢れた怒りは、

結局、悲しみに終着する。

 

「届いてくれよ…」

 

涙が流れる。

泣かないって決めたのに。

絶対泣かないって。

そんなことすら、

自分の決意すら守れない。

こんなに弱いのか?

俺はこんなに弱かったのか?

 

 

「会いたい…」

 

 

その気持ちが、最後までずっと居座り続けている。

 

自分には支えてくれる人がいる。

助けてくれる人がいる。

そんな友達や家族が確かにいるんだ。

 

でも、それでも、

今は自分が1人で佇む未来しか想像できない。