Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

英断

どうもTsunamayoです。

 

前回のブログがちょっと長すぎるかなぁと思い、分けてみた。

 

読めてない人は前回のブログから読んでや~(^^)/

 

それでは続きをどうぞ!!

 

 

 

マサフミ君「どうも、ブラックシャイボーイズのマサフミです!」

 

僕「どうも、はじめまして!!」

 

と返答し握手を交わす。

 

Nさん「マサフミ君とめちゃバンドスタイルとかいろいろ似ててね!ちょっと合わせたくって!!」

 

マサフミ君「そうなんですね!開演まで時間あるし、ちょっと話そうよ!」

 

僕「よろしくお願いします!」

 

Nさん「僕はちょっとマスターと話してくるね~!」

 

そういってNさんはバーのカウンターの方へ。

 

僕とマサフミ君は誰もいないステージの客席に座る。

 

僕「自分、マサフミ君のブログめっちゃ読んでて、めちゃ元気もらってたんすよ!!」

 

僕「なんか境遇とか考え方とかめちゃ似てて、それが凄く嬉しくって…」

 

マサフミ君「あーブログ書いてた書いてた!読んでくれてたんやね!ありがとう!」

 

 

そんな感じでマサフミ君と気兼ねない会話が始まった。

 

 

僕「大阪のライブハウスの福島2LINEにブラシャイのステッカー貼ってあったの見ましたよ!」

 

マサフミ君「とりあえず出たライブハウスん所は片っ端から張ってたもんなー!」

 

という軽い感じの会話だったり、

 

僕「マサフミ君って、ブログではめちゃシャイって書いてあったけど、全然そんなことないっすよね!!」

 

マサフミ君「いやー最初はそうだったんだけど…ほら、バンド名もそうやし笑。でもバンドやっていく上で、シャイやとやっていけへんしね笑。繋がりが一番大事やし笑」

 

とブログについての会話など、いろいろ話せた。

 

 

話していくにつれ、ブログだけでは知れなかったマサフミ君のことを色々知れた。

その当時はバイトをしながらバンド活動を続けていて、今はメンバーを探しながらソロで活動しているということだった。

 

一つマサフミ君に聞いてみた。

 

 

僕「マサフミ君はバンドやってて不安になったことないですか?」

 

僕「メンバーがなかなか見つからなかったり、今後の事とか…」

 

と聞いたときだった。

 

 

マサフミ君は笑顔でこう答えた。

 

 

「不安はもちろんあるけど、もう決めたからね。」

 

 

一瞬の迷いも感じられなかった。

 

 

「僕は結婚とか、もう諦めてるから。」

 

「一生バンドで生きていくって、決めたから。」

 

 

その言葉を聞いたとき、本当に衝撃だった。

 

 

「この人、凄い…」

 

 

心の底からそう思った。

 

 

どれだけ…

 

 

その決断を下すのに、

 

どれだけ、葛藤したのだろう。

 

どれだけ、思いを巡らせたのだろう。

 

計り知れない不安があったはずだ。

 

色んな意見が彼を攻撃してきたはずだ。

 

結婚だって、本当はしたかったはずだ。

 

でも、

 

悔しい思いも、

 

苦しい思いも、

 

全て乗り越えて、

 

歩むことができたかもしれない道を、

 

全て断ち切って、

 

マサフミ君は答えを出していた。

 

 

「そろそろ時間やね!」

 

 

そうマサフミ君に言われて我に返った。

 

ライブ開始の時間だった。

 

マサフミ君「色々話せてよかったよ!ライブ楽しんでいってね!またライブ後話そう!」

 

僕「頑張ってください!!」

 

マサフミ君はトップバッターなので急ぎ足で準備の為、楽屋へ。

 

Nさんが

 

「どう?色々話聞けた??」

 

といいながら、僕の隣の椅子に座る。

 

「いやぁ…ホンマにめちゃくちゃ為になりました!Nさんマジあざっす!」

 

そう何度もお礼したらNさんはめちゃ笑顔で、

 

「それならよかったよ!!」

 

そう答えた。

 

 

18時30分、マサフミ君のライブが始まった。

 

演奏はバンドスタイルではなく、アコギ一本だったが、とても熱いライブだった。

 

「一人でここまでやれるなんて凄いなぁ…」

 

と憧れの眼差しで見ていた。

 

ライブが終わった後、マサフミ君が僕の所に来てくれた。

 

僕「お疲れ様です!めちゃよかったです!!!」

 

マサフミ君「本当に!?ありがとう!!」

 

そう言いながら、僕の横に座ってくれて、残りのバンドを一緒に見ていた。

 

マサフミ君「あのバンドのギターの子めっちゃうまいよ!」

 

僕「そうなんですか!?」

 

などなど色々教えてもらいながら。

 

 

 

全バンドが終了した後、

Nさんは明日も早いということだったので、そうそうにライブハウスを後にしていたが、自分はマサフミ君とずっと話していた。

 

話していたら、何人かの人が楽器を取り出し、セッションを始めていた。

 

マサフミ君「セッションするみたいやね!」

 

僕「そうみたいっすね!」

 

マサフミ君「もしよかったら、ちょっと参加してみたら?」

 

僕「いいんですか??」

 

そういいながら、ドラムとベースで少し参加させてもらった。

 

セッション中、ベースで躓いたときにはマスターが後ろから、

 

「こうひいたらええねん」

 

と手ほどきしてくれた。

 

その時はあまりセッションになれてはいなかったが、

 

「楽しいな~」

 

と思いながらやれていた。

 

そういう楽しい時間もつかの間、終電の時間が近づいていた。

 

僕「マサフミ君、僕終電近くって、そろそろ…」

 

マサフミ君「そうなの?僕も電車やしそこまで一緒に帰ろう!!」

 

ライブハウスのみんなにお礼をして、マサフミ君と共に駅へ向かう。

 

「あ、そうそう、これあげる!」

 

とマサフミ君からCDを手渡された。

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「え!?いいんですか!?」

 

と返すも、

 

「いいからいいから!」

 

といって鞄の中に押し込まれる。

 

マサフミ君「次はバンドスタイルのとき見に来てよ!!」

 

僕「絶対行くんで是非!」

 

そういいながら、駅のホームで別れた。

 

 

この日は本当に衝撃的な出会いだったので、凄く覚えている。

 

とても濃厚な一日だった。

 

 

その後、マサフミ君はメンバーを見つけバンドを再始動させた。

 

すぐに連絡があり、大阪のブロンズっていうライブハウスに見に行った。

 

ライブ後マサフミ君に、

 

「マサフミ君はやっぱバンドがめちゃくちゃ似合いますね!」

 

と言うと、

 

「ありがとう!!」

 

と爽快な笑顔で答えていた。

 

 

それから数年たった。

 

今この思い出を思い出すたび、勇気を貰える。

 

自分はその後、電気の面白さにはまってから、音楽からは遠ざかってしまったが、

 

久しぶりにライブハウス巡ってみるのもいいなぁと思った。

 

 

 

この思い出も自分の中では凄く宝物だ。

 

 

心を奮い立たせてくれる思い出はいつまでも色褪せないな。

 

 

今はまだまだ程遠いけど、

 

いつか自分も、

 

誰かに勇気を与えれる人間になれたらいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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