英断
どうもTsunamayoです。
前回のブログがちょっと長すぎるかなぁと思い、分けてみた。
読めてない人は前回のブログから読んでや~(^^)/
それでは続きをどうぞ!!
マサフミ君「どうも、ブラックシャイボーイズのマサフミです!」
僕「どうも、はじめまして!!」
と返答し握手を交わす。
Nさん「マサフミ君とめちゃバンドスタイルとかいろいろ似ててね!ちょっと合わせたくって!!」
マサフミ君「そうなんですね!開演まで時間あるし、ちょっと話そうよ!」
僕「よろしくお願いします!」
Nさん「僕はちょっとマスターと話してくるね~!」
そういってNさんはバーのカウンターの方へ。
僕とマサフミ君は誰もいないステージの客席に座る。
僕「自分、マサフミ君のブログめっちゃ読んでて、めちゃ元気もらってたんすよ!!」
僕「なんか境遇とか考え方とかめちゃ似てて、それが凄く嬉しくって…」
マサフミ君「あーブログ書いてた書いてた!読んでくれてたんやね!ありがとう!」
そんな感じでマサフミ君と気兼ねない会話が始まった。
僕「大阪のライブハウスの福島2LINEにブラシャイのステッカー貼ってあったの見ましたよ!」
マサフミ君「とりあえず出たライブハウスん所は片っ端から張ってたもんなー!」
という軽い感じの会話だったり、
僕「マサフミ君って、ブログではめちゃシャイって書いてあったけど、全然そんなことないっすよね!!」
マサフミ君「いやー最初はそうだったんだけど…ほら、バンド名もそうやし笑。でもバンドやっていく上で、シャイやとやっていけへんしね笑。繋がりが一番大事やし笑」
とブログについての会話など、いろいろ話せた。
話していくにつれ、ブログだけでは知れなかったマサフミ君のことを色々知れた。
その当時はバイトをしながらバンド活動を続けていて、今はメンバーを探しながらソロで活動しているということだった。
一つマサフミ君に聞いてみた。
僕「マサフミ君はバンドやってて不安になったことないですか?」
僕「メンバーがなかなか見つからなかったり、今後の事とか…」
と聞いたときだった。
マサフミ君は笑顔でこう答えた。
「不安はもちろんあるけど、もう決めたからね。」
一瞬の迷いも感じられなかった。
「僕は結婚とか、もう諦めてるから。」
「一生バンドで生きていくって、決めたから。」
その言葉を聞いたとき、本当に衝撃だった。
「この人、凄い…」
心の底からそう思った。
どれだけ…
その決断を下すのに、
どれだけ、葛藤したのだろう。
どれだけ、思いを巡らせたのだろう。
計り知れない不安があったはずだ。
色んな意見が彼を攻撃してきたはずだ。
結婚だって、本当はしたかったはずだ。
でも、
悔しい思いも、
苦しい思いも、
全て乗り越えて、
歩むことができたかもしれない道を、
全て断ち切って、
マサフミ君は答えを出していた。
「そろそろ時間やね!」
そうマサフミ君に言われて我に返った。
ライブ開始の時間だった。
マサフミ君「色々話せてよかったよ!ライブ楽しんでいってね!またライブ後話そう!」
僕「頑張ってください!!」
マサフミ君はトップバッターなので急ぎ足で準備の為、楽屋へ。
Nさんが
「どう?色々話聞けた??」
といいながら、僕の隣の椅子に座る。
「いやぁ…ホンマにめちゃくちゃ為になりました!Nさんマジあざっす!」
そう何度もお礼したらNさんはめちゃ笑顔で、
「それならよかったよ!!」
そう答えた。
18時30分、マサフミ君のライブが始まった。
演奏はバンドスタイルではなく、アコギ一本だったが、とても熱いライブだった。
「一人でここまでやれるなんて凄いなぁ…」
と憧れの眼差しで見ていた。
ライブが終わった後、マサフミ君が僕の所に来てくれた。
僕「お疲れ様です!めちゃよかったです!!!」
マサフミ君「本当に!?ありがとう!!」
そう言いながら、僕の横に座ってくれて、残りのバンドを一緒に見ていた。
マサフミ君「あのバンドのギターの子めっちゃうまいよ!」
僕「そうなんですか!?」
などなど色々教えてもらいながら。
全バンドが終了した後、
Nさんは明日も早いということだったので、そうそうにライブハウスを後にしていたが、自分はマサフミ君とずっと話していた。
話していたら、何人かの人が楽器を取り出し、セッションを始めていた。
マサフミ君「セッションするみたいやね!」
僕「そうみたいっすね!」
マサフミ君「もしよかったら、ちょっと参加してみたら?」
僕「いいんですか??」
そういいながら、ドラムとベースで少し参加させてもらった。
セッション中、ベースで躓いたときにはマスターが後ろから、
「こうひいたらええねん」
と手ほどきしてくれた。
その時はあまりセッションになれてはいなかったが、
「楽しいな~」
と思いながらやれていた。
そういう楽しい時間もつかの間、終電の時間が近づいていた。
僕「マサフミ君、僕終電近くって、そろそろ…」
マサフミ君「そうなの?僕も電車やしそこまで一緒に帰ろう!!」
ライブハウスのみんなにお礼をして、マサフミ君と共に駅へ向かう。
「あ、そうそう、これあげる!」
とマサフミ君からCDを手渡された。
「え!?いいんですか!?」
と返すも、
「いいからいいから!」
といって鞄の中に押し込まれる。
マサフミ君「次はバンドスタイルのとき見に来てよ!!」
僕「絶対行くんで是非!」
そういいながら、駅のホームで別れた。
この日は本当に衝撃的な出会いだったので、凄く覚えている。
とても濃厚な一日だった。
その後、マサフミ君はメンバーを見つけバンドを再始動させた。
すぐに連絡があり、大阪のブロンズっていうライブハウスに見に行った。
ライブ後マサフミ君に、
「マサフミ君はやっぱバンドがめちゃくちゃ似合いますね!」
と言うと、
「ありがとう!!」
と爽快な笑顔で答えていた。
それから数年たった。
今この思い出を思い出すたび、勇気を貰える。
自分はその後、電気の面白さにはまってから、音楽からは遠ざかってしまったが、
久しぶりにライブハウス巡ってみるのもいいなぁと思った。
この思い出も自分の中では凄く宝物だ。
心を奮い立たせてくれる思い出はいつまでも色褪せないな。
今はまだまだ程遠いけど、
いつか自分も、
誰かに勇気を与えれる人間になれたらいいな。
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