Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

付き纏う後悔

2019年08月06日(火)
いつも通り、7時15分に目を覚ます。

今日は朝起きたときから、気持ちが沈んでいました。
朝からそんな気分だと、動き出すまでに時間がかかる…

いつも乗っている電車にギリギリ間に合いました。
「うーん…幸先良くないなぁ」
とこのとき思ったのですが、ズバリ的中していました。

この日は電車に乗っている間、ずっと涙を堪えていました。

職業訓練校に着いても、なかなか動悸が収まらない…

「だめだコレ。こんなの乗り越えれないわ。」
そう思った僕は行ってはいけない方向へ踏み出す…

「まだ関係は修復できるんじゃないか!?」
「今ならまだ間に合うんじゃないか!?」
そういう思いが出てきました。

そうなってくると自分の考えは勢いを増していきます。

友達にラインで相談し、関係を修復させる為、いろんな方法を探りました。

自分の結論は
彼女が一番信頼しているお姉さんに、今彼女がどういう気持ちでいるか、聞いてみよう。
そして、現在の彼女の気持ちを理解した後、最後にもう一度会ってほしいと彼女に連絡をとり、婚姻届を持って一か八かぶつかってみよう。
その考えに至りました。

そう決断したら、止まってはいられません。

「まず、自分と全く面識のない彼女のお姉さんに連絡を取らなければ…」
「そういえば彼女がインスタグラムで連絡とりあっていたな…」と思いだし、
インスタグラムで名前を検索し、探し出しました。

見つけた後、
「お姉さんなら全て知っているかと思います。今の彼女の気持ちがしりたいです。教えてください。」という旨を伝えたメールを送りました。

そしてその後、婚姻届を市役所に取りに行くため、市役所の閉館時間前に間に合うように学校を早退する手配を整えました。

時間までとにかく動悸が収まらない…
早く時間になってくれ…
そうこうしている間に時間になり、学校を飛び出しました。

このときは凄く期待でいっぱいでした。
「ここで頑張れば、もしかしたらまた付き合えるかもしれない…!」
「次は絶対大切にするぞ!」

そう意気込んでいました。

しかし、市役所に向かう電車の中で二人の自分が言い争います。

「今さら婚姻届を持っていけば関係が戻るって本気で思ってんの?」
「やってみなければわからない!!」


「もう向こうはお前の顔なんてみたくないよ。」
「会ってみなければわからない!!」


「もう一度本気で会えると思ってんの?」
「言ってみなければわからない!!」


「…やれることは全てやったって、お前、言うてたやろ!?」
「!?」


その時思い出しました。


距離を空ける前、彼女に渡した手紙のことを。

涙を流しながら、真剣に今までの想いを綴った手紙。
それを書いた後、
「やれることは全部この手紙に詰めた。この手紙でダメなら、あきらめよう。」
そう思ったことを。


そしてその手紙に
「君が出した答えに僕は何の異論もないから。むしろ、しっかり考えてくれてありがとう。」
そう書いたことを思い出しました。

俺は何を考えてんだ!
あの手紙に、そうかいたやん!!
自分が一生懸命書いた手紙の約束すら、守れねーのか!!!
あんなに涙して、書いたじゃないか!!!


そう思うと、頭から熱が引き、冷静になっていきました。

「もう遅いんだよ」

その言葉だけが最後に残りました。



その後は市役所には向かわず、家に帰りました。

 

電車を降りて、家にたどり着くまで、顔を下げたまま、トボトボと…

「無駄に早退しちゃったな…」

そう呟きながら家の玄関の扉を開けたとき、お姉さんからの返事がありました。

 


「色々相談を受けていたので全部知っています。だからこそ言えます。あの子があなたに話したことが全てですよ。嘘偽りなく全てあなたに話しているはず。それが全てです。」


ああ、そうだ。あの子は素直で凄く優しかった。だから好きになったんじゃないか。
距離を空ける前に話し合い、嘘偽りなく俺に言ってくれたこと…それが今あの子が思っている全てだ。

そのメールを受け取った時、そう思いました。
それと同時になぜか気持ちがホッとしました。

この安心感、なんなのか、よくわかりません。
彼女が全てを俺に話してくれていたという確証を得られたからなのか…
ただなぜか、安心したのです。

真摯に返事をくれたお姉さんにお礼のメールを送った後、考えました。


自分は今までこの辛さを乗り越えようとしていました。
でもこの辛さは、自分が相手の気持ちを考えず、今まで生きてきた罰なんやろうなと思います。
だから、今はこの辛さをしっかり感じて生きていかないといけないんだと思いました。



相談した友達に言われました。
「その痛みを知らずに、死んでいく人もいる。お前は知れたじゃないか。」


その言葉に凄く救われました。


僕はいつもいつも気づくのが遅い。
でも生きている間に、また一つ気づけた。

今はこの事実だけで充分だ。