Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

気づいたときが始まり

2019年08月14日(水)

 

今夜はこの曲を聴きながら、ブログを書いています。

www.youtube.com

 

NICO Touches the Walls の「TOKYO Dreamer


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始めは一定のリズムから、後半にかけて裏打ち主体へ切り替わり、

ビートに勢いが増していく。

その勢いにベースもオクターブで追随。

自分をどんどん曲の中へ引き込んでいく。

 

この曲を聴いていると、

「始めはゆっくりでいいから。」

「ゆっくり転ばないように徐々に力をつけて…」

「見つけたとき、一気にいけよ!!」

 

って感じがして凄く好きだ。

 

歌詞に「32連のスペアナ」というフレーズが出てくるのだが、

 

「スペアナ~??なんじゃそら??」

 

と、当時はスペアナが分かっておらず、ネットで調べたのは良い思い出だ。

 

 

この曲を聴いていて、思う。

 

 

自分は夢を叶えたことはあるのだろうか?

 

 

今まで数々の夢を抱いてきた。

 

幼稚園の時はドラゴンボール孫悟空になりたかった。

修行してどんどん強くなっていく孫悟空に憧れた。

なにより「かめはめ破」がかっこよかった。

でも、ドラゴンボールの着ぐるみショーを見て、中に誰かが入っていることを知った時、孫悟空自身には決して成れないことを悟った。

 

 

小学生の時は漫画家になりたかった。

初めて自分がちょろっと書いた棒人間の漫画を、クラスのみんなが楽しそうに読んでくれるのが嬉しかった。

でも、漫画家は人物だけでなく、モノや風景も書けるようにならなければいけないという事実を知り、それはあまりに自分には巨大な壁で、俺には無理だと断念した。

 

 

中学生の時はテニス少年だった。

キッカケは「テニスの王子様」だった。

ツイストサーブが打ちたかった。

当時入部していた陸上部を辞め、中学1年の冬に入部した。

先輩には全国出場を果たした人もいて、凄く憧れた。

毎日家の裏で壁打ちして練習した。

練習して上手くなっていくのが楽しかった。

みんなと練習するのが楽しかった。

でも、先輩の様には成れなかった。

 

 

高校から大学はブレイクダンスにハマった。

w-inds.ウィンドミルを回っているのを見て、衝撃だった。

「自分も出来るようになりたい!」

友達と切磋琢磨しながら、毎日練習していた。

ウィンドミルが出来るようになったときは友達にドヤ顔でカマしていた。

「いつか自分もチームを作ってバトルにでたい!」

そう思っていたが、大学三回生になり就活が始まり、

そんな気持ちは知らぬ間に薄れていった。

 

 

大学四回生の夏から音楽の魅力に取りつかれた。

就活を辞め、バイトを始め、バンド活動を開始した。

バンドで曲を作り、仲間と演奏している瞬間が最高に幸せだった。

自分自身、本当に生きている感じがした。

自分が生きていることを証明していることが出来た気がした。

でも、自分と周りの熱量の違いに悩んだ末、バンドは解散した。

 

 

それから就職し電気の面白さを知った。

もともと文系な自分が、電気にハマるなんて思ってもみなかった。

電気の流れを組み上げ、モノが動いた時の興奮は忘れられない。

 

「俺の考えた通りに動いた!」

 

自分の思い通りに電気を操れた気がして、嬉しかった。

この職場で活躍できるようになりたいと思った。

でも、まだまだ初心者の自分は仕事場でついていくのがやっとだった。

毎日毎日1人残って、上司に追いつきたい気持ちで奮闘した。

でも、出来ない自分に対する不満がドンドン募って行った。

 

「俺って駄目だなぁ…」

 

会社の渡り廊下を渡るときは、いつもうつむきながら歩いていた。

そんな思いが重なるにつれ、あんなに好きだった電気が、

少しずつ嫌いになっていった。

その後、「これ以上、電気を嫌いになりたくない。」と思い、会社を辞めた。

 

 

うん…

何一つ叶えていない。

まさに中途半端な人生だ。

 

 

電車に乗るとき良く見かける小学生たちを見て、

 

いつも、うらやましく思う。

 

「いいな~…お前ら、まだまだいっぱい未来があって…」

 

誰かが「若さは1億円以上の価値がある」と言っていた。

この年になってようやくわかる。

若いってのは本当に可能性が無限大だ。

 

そう思うといつも、「もっと早く取り組んでいれば」という憤りに駆られる。

 

「テニスも小学生から始めていれば…」

 

「ダンスも中学生から始めていれば…」

 

「楽器もせめて高校から始めていれば…」

 

「文系じゃなく理系に進学していれば…」

 

言い出したらキリがない。

 

 

 

そんな時いつも思い出す言葉がある。

 

大学の就職科の人が言っていた言葉。

 

 

「気づいたときが、始まりやで」

 

 

そうや、気づいたから、自分がやりたいと思ったことをやってきた。

 

 

これが俺の人生なんだ。

過去には戻れない。

俺の人生、確かに中途半端かもしれない。

 

でも!!

 

中途半端でも!!

ここまで生きてきたんだ!!

 

離れていく友達もいれば、

 

応援してくれる友達もいた。

 

あざ笑う人もいれば、

 

支えてくれる人もいた。

 

いっぱい失ってきた分、いっぱい得てきたモノも必ずある。

 

 

やから、今までの自分の人生を認めるんだ。

間違いも認めて、しっかり進むんだ。

 

確かに若さは年々失っていく。

でも、体はまだ動く。

 

だから、今は沢山動いて、いっぱい考えてみよう。

 

人生が終わる直前に、笑って死ねるように、今を精一杯、生きよう。