Tsunamayo Blog

30歳から始めるド根性奮闘ブログ

人生の分岐点

今日のお供はこの曲。

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パプリカの米津玄師Ver.が出ると聞いて、

めちゃ楽しみにしていた。

 

どんなアレンジになるのか全く想像出来なかったのだが、

まさか、ここまでガラッと変えてくるとは…

というかここまでアレンジを変えれる想像力に脱帽…

 

この曲はめっちゃ明るい曲かと思っていたら、

とてつもなく切ない曲だったことを知った。

 

このPVの絵も凄く曲と合っていて、切なさをより鮮明に映し、

所々で聴こえる笛の音が、夏を感じさせる…

歌い方も今までの歌い方とは違い、柔らかさを感じた。

 

今の自分には凄く沁みる一曲だ。

 

 

 

今日は台風10号が西日本に直撃とのことで、家でまったり読書しながら過ごしていた。

まったりしていると、ついつい色んな考え事をしてしまう…

ここ最近、考え事をすると、すぐに暗い気持ちになってしまっていた。

 

でも今日は少し違った。

寝ころび、音楽をかけながらゆっくり考え事をしていても、暗い気持ちにはならず、

 

「全て受け入れていこう」

 

そんな気持ちが心を満たしていた。

 

そういえば、彼女と別れて2週間が経とうとしている。

 

時間は知らぬ間に刻々と過ぎていっている…

そんな当たり前なことを思いながら、

 

「あー、最近、泣いてないな…」

 

と、ふと思った。

 

泣かないと決意したあの日から、今日まで泣いていない。

 

不意に誰かの優しさに触れたときに、

涙がこぼれそうにはなるけれど、

 

別れた悲しさを思い出して、涙が出ることはなくなった。

いや、なくなってしまった。

良いことなのか、悪いことなのか、それは分からない…

 

「人間はこうやって忘れていくんだ…」

 

でも、まだ彼女のことを思い出すと胸が詰まる。

そんな状態なのでまだ乗り越えられてはいないのだろう…

 

「そやそや、読書…途中やったな…」

 

自分は考え出すと、今やっていたことそっちのけで、考え出す癖がある。

 

考え事をやめて、再び読書を始める。

本のページをめくると、

 

どん底を経験した人には魅力がある。」

 

と書いてあるのが目に入った。

 

うーん、自分はまさに今どん底にいる…

自分の人生史上、こんなに苦しくて悲しい思いをしたのは初めてだった。

このどん底まっただ中の自分だからこそ、上記の言葉が今は凄くしっくりくる。

 

 

自分なりの解釈だが、

この「魅力がある」というのは、

どん底を経験したときこそ、いろいろ吸収して変われるからだと思う。

 

底の底まで落ちたとき、

光は待ってても訪れないことがわかった。

 

だからこそ自分で動き出さないと。

 

そんな思いから

 

「今までやったことないこと、やってみよう!」

 

「どんなことでも吸収してやろう!!」

 

という気持ちが溢れてくる。

 

そして、今までの自分を後悔し、

 

「絶対に変わってやるんだ!!」

 

「ここから、さらに成長してやるんだ!!」

 

という気持ちが自分を奮い立たせる。

 

そこから、今まで以上に、

必要だと思ったものへ身軽にガシガシ取り組めるようになり、

取り組んだ分、どんどん吸収していき、

結果それがその人の魅力へと変わっていくんだろうなぁと思う。

 

 

自分がブログを始めたのは、

悲しさをどこかに吐き出さないと耐えられなかったからなのだが、

これも「ブログを書きたい」というパワーが出たから。

だから実際こうやってブログを開設できた。

こうやって始めて見ると、

「意外に自分の思ったことをそのまま書くのっておもろいな!」

って思えた。

 

 

今までめんどくさそうと思っていた料理も始めた。

自分が1人暮らししたときに、

しっかり自分自身の力で生きて行けるように。

そして、もし自分に好きな人が出来たとき、

「好きな人に自分の料理を作って上げれたら、なんてカッケーんだ俺!」

とか思ったり…

 

 

本を読んでいるときもそう。

いつもどおり、本を読んでいるだけなのに、

今までとは違う気持ちで感情移入できたり、

今までなら絶対気にも留めてなかった言葉たちが、

スーッと体に入ってくる。

 

 

音楽の聴き方も変わった。

ラブソングだらけな世の中に正直飽き飽きしていた。

自分の作る曲にも、ラブソングなんて一つも無かった。

ラブソングの何が良いのか、ちっともよくわからなかった。

でもそんな自分が、今、「愛」について歌っている歌を聴くと、

涙が出そうになる。

ここまで変われるのか…と正直びっくりした。

 

 

なにより、人と接するときが一番変わった。

「なにかあったら、絶対にこの人の力になりたい。」

その思いが、今まで以上に強くなった。

 

 

人にとって、とてつもなく辛く、悲しいときっていうのは、

人生の分岐点なのかもしれない。

 

今、自分の立ち位置が理解できたからこそ、

 

「今、変われる瞬間を絶対逃したくない。」

 

とより奮闘できるはずだ。

 

 

当たり前だが、

悲しい思いは誰だって、出来るだけ経験したくないはずだ。

 

だけど、人って、痛い目を見ないと、なかなか変われない。

 

自分がそうだった。

 

全く分かっていなかった。

 

 

だから、この世界から悲しみは絶対無くならない。

 

 

人を根底から変えることが出来る唯一の感情が「悲しみ」だと思うから。

 

 

この悲しみを知って、さらに強くなろう。